話題の『Clubhouse』を使ってみた感想と注意点
先週からTwitterでもトレンド入りした『Clubhouse』。
ITに関わるものとして「招待枠はマリリンさんに♪」と、優しい子が招待をしてくれたので参加してみました。
週末をはさんだ5日間の利用で感じたことを記してみようと思います。
■『Clubhouse』とは?
『Clubhouse』は音声のみのSNSで、音声版Twitterなどと称されています。
2020年にアメリカで始まったサービスで、今年になってから日本や台湾、ドイツなど各国でも急速に拡がっているようです。
roomと呼ばれる場所で音声での会話が繰り広げられるのですが、スピーカーが話すラジオのような要素もあれば、聞いているリスナーも会話に参加できるチャットのような要素もあります。
日本でも何人かの著名人が参加しており、roomには多くの人が集まります。
その理由は、ここでの会話はClubhouse側でも原則録音しない(※問題報告があった場合などは一時的に録音されることもある)のと、事前の許可なく転記・記録・共有することは禁止されていますので、「大きい声では言えないんだけど…」的な話が期待できるからでしょう。
■参加するには?
話題にもなっているし、著名人の話も聞きたいし、参加したい!と思う方もいらっしゃるでしょう。
参加するには
・18歳以上である
・既参加者からSMSによる招待を受ける(※受信するSMSはAndroidでも可)
以上の3つが必要です。
参加者には招待枠というのが付与され、最初は2枠、それ以降は人によって招待枠がさらに追加されたりします。(※招待枠が増える条件は詳細不明)
ネット上ではお互いの携帯電話番号が連絡帳に登録されていれば招待がなくても参加可能との情報もありますが、その方法で参加できた人もいればできないという人もいます。
確実なのはやはり招待を受けることですが、周りに招待枠を持っている人がいなくても知らない人から購入するのはオススメしません。
招待には携帯電話番号が必要で、かつiPhoneの連絡先アプリ(電話帳)に登録する必要があります。
大事な個人情報を知らない人に伝えるのも危険ですし、アプリを利用する上で招待者・フォロワー・フォロイーの情報が多分に反映されていると感じます。
自分のプロフィールには招待者が常に表示されますし、オススメユーザーには招待者のフォロワー・フォロイーも関連します。
ルール違反が発覚すると自分だけでなく招待者も垢BANされるという噂もあり(※実際に垢BANされた人は現時点で確認されていない)、そうなると知らない人に招待枠を売るのがリスキーだと思う人はしませんので、売っている人もどんな人なのかと疑問です。
わざわざお金を払って個人情報を提供するなんてリスクしかないことはやめておいたほうがいいでしょう。
■『Clubhouse』のよかった点
・ネットでよく見る「あの人」ともお話しできた
どの業界でも「ネットでよく見るあの人」的な存在がいるのではないかと思いますが、私もIT系では有名な方々とお話しする機会に恵まれました。
・記録が残らないから突っ込んだ話も聞ける
オフィシャルでは絶対に聞けない業界の裏話など、「そんなことまで聞いちゃっていいですか?!」な話が聞けました。おかげで数年ぶりに手書きで日記メモを残すようになりました。
・じっくり話せる
roomやユーザーによりけりではありますが、じっくり話し込める環境だと思います。以前からの知り合いであってもさらに新しい情報を知り得たり、何年ぶりかのお久しぶりの再会に話が弾んだりします。
■『Clubhouse』の注意点
音声のみということで、やはり会話力・コミュ力は必要だと思います。特に知り合いが少ないとなかなか会話に参加するのも躊躇してしまいがち。
とは言え、ユーザーには「敬意を払う」「包括的である」「共感と理解の構築」などを遵守することを“期待”されていますので、話がしやすそうなroomでは手を挙げてスピーカーになってみるといいと思います。きっと優しく受け入れてもらえますよ。
TwitterとInstagramでは素性を隠したアカウントになっている方は、身バレの可能性があるので注意が必要です。携帯電話番号・Twitter・Instagramこれらがつながると「あのアカウントってあの人だったの?」というのが身近な人にバレます。
また携帯電話番号から「知り合いの〇〇さんが参加したよ、フォロっとく?(意訳)」と通知されたのが昔の彼女/彼氏や別れた配偶者だったなどの話も聞きます。
参加する前にiPhoneの「連絡先」を整理してからアクセス許可した方がいいですね。
・ご利用は計画的に!
これまでiPhoneのスクリーンタイムのトップはTwitterというツイ廃でしたが、ここ数日の『Clubhouse』利用時間がエグいですw
時間を決めてroomを閉じるモデレーター(roomの作成・管理者)もいますが、ず~っと続くroomもあってついついチルッて(くつろぐ)しまうこともあったり…。
楽しくなってくると長居してしまいますが、ご利用は計画的に!
■最後に
音声のみのスタイルが得意な人、苦手な人で好き嫌いは分かれるだろうなと思います。
私自身は陰キャなので正直、初めて「SNS疲れってこういうの?」と感じたりもしましたが、COVID-19でなかなか人とも会えない昨今、知り合いとのroomは癒しの時間でもあったりします。
私にはZoomなどの画面越しより、音声だけの方が気楽でした。
このブログも久々に更新したのですが、『Clubhouse』でそれなりに刺激を受けたおかげでもあります。
個人的には英語がわかると何倍も楽しいだろうなと思いました。